さて,本日は,資本政策にあたってのごく基礎知識について。

この間,弊ブログにて,中小企業の経営権紛争でありがちな場合として,誰かと一緒に起業する又は誰かに金を出してもらうに際して,株式を誰かと持ち合うパターンがあると述べました(「起業するなら一人で身銭をきれ!」)。

その原因としては,基本的に,誰かと株式を持ち合うことにリスクについての認識の欠如,が一番であると思います。

小さな会社の株式をコントロールできない(出来なくなる可能性のある)人と持ち合うとどんなにやっかいなことになるのか,想像だにしないで,後々問題になっているケースが殆どです。

株式の保有割合に応じた権利・権限を整理すると次のとおりとなります。

面倒なことになるのは,法律知識のない方でも容易に想像できるのではないでしょうか?

特に,株式をもちあっている相手方と非常に仲が悪くなったことを想像した上で,考えてみてください。

よ~く,考えた上で,会社のスタートアップを行いましょう!

議決権保有割合と権利・権限の関係_page0001
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